あなたの街のKOBAN  交番で勤務する警察官は、事件事故発生時の初動捜査のほか、地理案内、落とし物の取扱い、困りごと相談、パトロール、巡回連絡など、皆さんの暮らしの安全と平穏を守る様々な活動を行っています。 【より親しみやすい交番へ】  交番で、女性警察官の勤務する姿を目にすることが多くなったと思いませんか?  女性警察官が配置されるようになって数年が経過しました。  警察官の「強くたくましい」イメージに女性としての視点も加わることで、交番の機能を更に向上させ、親しみやすい交番を目指しています。  都民の皆様からは、 「男性に相談しずらいことも、女性警察官になら話せる」 「被害にあった時も、気持ちが伝わり親身になって対応してもらえた」 「温かい対応に救われ、笑顔に元気づけられた。きめ細やかな配慮に感謝しています」との声を頂いています。また、一人暮らしの女性宅への巡回連絡でも、「不安が和らぐ」といった声も頂いています。  警視庁は今後も女性警察官の採用拡大を進めていきますので、交番で活躍する女性警察官を目にすることもますます増えることでしょう。 【手話交番(駐在所)】  聴覚障害者の方へ、より適切な対応ができるように手話のできる警察官が勤務している交番です。都内では、野方一丁目交番(野方署)など9か所(8交番1駐在所)を手話交番として運用しています。  手話のできる警察官は、左胸に「手話バッジ」を付けて、勤務中は看板を掲出しています。また、不在の場合でも他の警察官や交番相談員が筆談で対応しています。 【まちの安全・安心ステーション東京】  警視庁は今年7月、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会安全対策委員会と「まちの安全・安心ステーション東京」共同宣言を行いました。  この共同宣言は、同委員会に加盟するコンビニエンスストア、外食チェーンなど17社(約8,600店舗)の企業と相互に連携、協力を図り、犯罪に強い店舗や地域住民の安全・安心の拠点となることを目指します。そのため、警察官が積極的にコンビニ等各店舗内や駐車場への立ち寄り警戒を強化したり、防犯意識を高める手助けをしたりします。  店舗などで警察官を見かけることもあると思いますが、皆さんのご理解とご協力をお願いします。 【デジタルサイネージの設置】  近年のデジタル化の波を受け、デジタルサイネージ(電子掲示板)を備えた交番があります。今年8月現在、25か所の交番に設置されています。  デジタルサイネージは、周辺の地図を掲載したり、犯罪の予防や交通に関する情報などを放映したりするほか、震災時に効果的に情報発信ができるツールとして注目されています。  今後も、駅や観光地にある交番を中心に増設を予定しています。