子供を守る3つの目〜夏休み防犯教室〜  もうすぐ夏休み。自由に遊ぶ時間が増え、子供の活動範囲が広がるとともに、親の目が届きにくくなります。  子供を犯罪から守るためには、子供自身の目、親・保護者の目、地域ぐるみの目が必要です。この3つの視点から、子供の安全を考えてみましょう。 【子供自身の防犯意識を高める】 ○知らない人について行かない  知らない人から「犬を一緒に探して」「お母さんが呼んでるよ」「道を教えて」などと、名前を呼ばれて声を掛けられても、ついて行かないように教えましょう。 ○1人で遊ばない  数人で遊んでいれば、友達が大人に危険を知らせに行くことができます。 ○出掛ける時は必ず行き先を告げる  「誰と、どこに行き、何時ごろ帰るか」を家の人に言ってから出掛けさせます。約束どおりに家に帰ってこない時に、探す場所の見当をつけることができます。 ○連れていかれそうになったら大声で叫ぶ  万が一の時、恐怖で声が出ない、防犯ブザーが鳴らないことがないように、普段から声を出す訓練や防犯ブザーの点検をしておきましょう。 ○家の周りにも注意する  玄関ドアを開ける時、エレベーターに乗る時なども、不審な人がいないか周りを確認させてください。また、玄関に入ったらすぐに鍵を掛ける習慣をつけさせましょう。 【親として気をつけること】  子供は危ない目に遭遇しても、親に話すと叱られるのではと思い、なかなか言わない場合があります。普段から子供とコミュニケーションを図り、次のことに心掛けましょう。 ○いつも遊ぶ友達や、場所などを把握しておく。 ○子供のわずかな変化も見逃さず、異変があれば声を掛ける。 ○家の周りや通学路での危険な場所を子供と一緒にチェックしておく。 ○鍵を持たせる時は、周りから見えないようにする。また、子供の名前は大きく表示しない。 【地域ぐるみの活動】  子供が遊んでいる時や登下校の際、地域ぐるみで子供を見守り、不審者(車)を見かけたら警察に通報してください。 〜子供110番の家〜  子供達が危険に遭遇したり、困りごとがある時に安心して立ち寄れる拠点として、自治体やPTA等が中心となり地域ボランティアによって行われています。  皆さんの自宅近くにもあります。子供と一緒に確認してみてください。  また、マクドナルドや東京トヨタ店会防犯協力会などでは、都内店舗で「子供110番の家」活動を行っています。 【いかのおすし〜子供向けの防犯標語〜】 いか(ない)     知らない人について行かない の (らない)    知らない人の車に乗らない お (おごえを出す) 「助けて!」と大声を出す す (ぐ逃げる)   連れていかれそうになったら、すぐ逃げる し (らせる)    近くの大人に何があったかを知らせる