特殊詐欺被害増加!  昨年の都内における特殊詐欺は、3年振りに増加に転じています。  そのような中、最近特に増えているのが、大手百貨店の店員や銀行協会職員になりすまして、高齢者からキャッシュカードをだまし取る手口です。 【だましの手口とは】 @百貨店の店員になりすました犯人(犯人A)が被害者に電話を掛け  「あなたの名義のクレジットカードを使って買い物をしている人がいるので、引き落とし口座の暗証番号を変えた方がいいです。銀行協会に連絡してください。」  などと言って、偽の電話番号(犯人グループの電話番号)を伝える。  被害者が犯人から言われた電話番号に電話すると… A銀行協会の職員になりすました犯人(犯人B)が  「口座からお金を引き落とせないよう暗証番号を変えますので、今の暗証番号を教えてください。手続きにキャッシュカードが必要なため、職員がご自宅に伺いますので渡してください。」などと言って… B被害者のところに現れた犯人(犯人C)が被害者からキャッシュカードを受け取るといった手口です。  なお、キャッシュカード受取役の犯人(犯人C)は、偽の職員証を被害者に示して信用させ犯行に及んでいます。 【対策〜被害にあわないために〜】 ○百貨店の店員や銀行協会の職員が、キャッシュカードの情報を聞き出したり、キャッシュカードを預かることは絶対にありません。そのような電話は詐欺です、必ず家族や警察に相談しましょう。 ○留守番電話が効果的  犯人からの電話に出なければ被害にあうことはありません。  自宅の電話を常に留守番電話に設定し、呼び出し音が鳴ってもすぐに電話に出ることなく、相手が電話を切った後にメッセージを確認し、必要があれば折り返し電話を掛けるようにしましょう。